NZのパワーストーン!グリーンストーンの種類と意味

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グリーンストーンとは?

皆さん、ニュージーランドといえば何を思い浮かべますか?キウイ?羊?ラグビー?…それもいいけど、今回はニュージーランドの伝統的なお土産、グリーンストーンについて語らせてください。

2023年の夏、初めて訪れたニュージーランドで3週間を過ごしました。その旅でグリーンストーンを買ったのは、私ではなく小学生の息子!行きの飛行機の中、ガイドブックをめくりながら…

これ欲しい!

と指をさしたのがグリーンストーンのペンダント。最初は「まあ、お店を見て回るくらいなら…」と思っていたのですが、小4男子の熱意は想像以上。「これを買うまで日本には帰らん!」と宣言し、何軒もの専門店を巡ることに。最終的に、オークランドの専門店で息子の目に留まった運命の一品を購入しました。

そもそも、グリーンストーンとはニュージーランドの先住民族マオリの言葉で 「ポウナム(Pounamu)」 とも呼ばれ、特別な力を持つと信じられている翡翠(ヒスイ)のこと。装飾品や彫刻に使われ、プレゼントとしても人気があるんです。

ネックレス、ブローチなどのジュエリーとして加工されたアクセサリーとして長く身につけることにより、その形に込められた願いが叶うと信じられています。

では、この美しいグリーンストーンにはどんな種類があって、どんな意味があるのか?そして、どんな人に向いているのか?その魅力をたっぷりご紹介します!


グリーンストーンの種類と特徴

ニュージーランドのグリーンストーン(ポウナム)は、美しい緑色が特徴の石で、種類によって色合いや模様が異なります。代表的なグリーンストーンの種類とその特徴をいくつかご紹介します。

Kawakawa

最も一般的なグリーンストーンで、深みのある緑色を持つ。黒っぽい斑点が入ることもあり、丈夫で彫刻にも適している。健康や強さを象徴し、日常使いにもぴったり。

Raukaraka

黄緑色やオリーブグリーンの色合いを持ち、オレンジや茶色の模様が入ることもある。個性的な模様が楽しめるため、特別な一点ものを探している人に人気。勇気やリーダーシップを象徴し、挑戦したい人に最適。

Inanga

青みがかった淡い緑色で、シルキーな質感が魅力。ニュージーランドの川に生息する白魚に似ていることが名前の由来。精神的な明晰さや平和を求める人に。

Flower Jade

緑の中に白っぽい黄や茶色の模様が入るのが特徴で、自然のアートのような美しさを持つ。成長や変化を象徴し、新しいことを始める人におすすめ。

オークランドの店員さん曰く、どの種類もマオリ文化では 「タアonga(宝物)」 として大切に扱われ、持ち主に力を与える存在なんだとか。それぞれの石に個性があり、選ぶ楽しさもあります。お気に入りの色や模様を見つけてみてください!


グリーンストーンの形と意味

グリーンストーンのデザインによっても意味が変わってくるので、自分に合ったものを探しましょう!

Toki(斧の形)

  • リーダーや経営者、何かを成し遂げたい人に。

力や勇気、決断力を象徴。トキは伝統的に道具であり、また、権力のあるマオリ族の酋長が儀式で振りかざす彫刻された木製の柄に結び付けられることもあります。

Koru(渦巻きの形)

  • 人生の転機にいる人、留学や新しい仕事を始める人に。

新しい始まりや成長を意味。ニュージーランド原生のシルバーファーンの葉が広がるのににており、渦巻きは新たな始まり、命、希望などを表します。コルの外側の渦巻きは成長を象徴し、永遠の動きという考えを伝えます。

Hei Matau(釣り針の形)

  • 旅好きや、新しい冒険を求める人に。

旅の安全や豊かさを象徴。元来マオリ族は役に立つ道具を身につけていました。ヘイマタウは現代的な装飾で、繁栄や健康、水上の旅の安全をもたらすと言われています。


Pikorua(ねじれた形)

  • カップルや親友への贈り物にピッタリ!

絆や友情、永遠のつながりを意味。
現代的なデザインで、二本のピコピコシダが絡み合うのに似ています。二人の絆を象徴し、友人、家族、愛する人を繋ぎます。

Manaia(神秘的な守護者の形)

  • 直感を大事にする人や、スピリチュアルなエネルギーを求める人に。

精神的な守護やバランスを象徴。マナイアは、守護者で、均衡や保護を表します。頭は鳥、体は人間、魚の尾びれを持ち、空、大地、海を象徴します。三本の指は誕生、人生、死を表します。地上と霊界を繋ぎます。

購入時の注意点

グリーンストーンを購入する際に注意すべきポイントもいくつかあります。

本物かどうかを確認する

ニュージーランドのグリーンストーンは貴重なものですが、観光地ではプラスチックや安価な模造品が売られていることも。信頼できる専門店やギャラリーで購入するのがベスト。

産地をチェック

グリーンストーンの本場はニュージーランド南島のウェストコースト(West Coast)。本物なら「ニュージーランド産Pounamu」と明記されていることが多いので、確認しましょう。

彫刻のクオリティを見極める

ハンドメイドのものは繊細な彫りが特徴。機械で大量生産されたものよりも、職人が手がけたものの方が価値が高く、長く愛用できます。

価格が極端に安すぎないか?

本物のグリーンストーンはそれなりの値段がします。激安価格で売られているものは、模造品の可能性大。

贈り物として購入するなら、手渡しがベスト


マオリの伝統では、グリーンストーンは自分で買うよりも人から贈られるほうが良いとされています。プレゼントする場合は、直接手渡してあげるとより意味が深まります。

グリーンストーン

グリーンストーンはどんな人に向いている?

結論、 「すべての人に向いている!」… と言いたいところですが、特にこんな人にはピッタリ。

  • 新しい挑戦を始める人 → Koru・Toki
  • 旅が好きな人 → Hei Matau
  • 大切な人と絆を深めたい人 → Pikorua
  • 心のバランスを整えたい人 → Manaia

運命のグリーンストーン

3週間のニュージーランド滞在中、グリーンストーン専門店をあちこち訪れ、あれこれ迷いまくった末、最終的に息子が選んだのは…

力強さを象徴する「Toki」!

伝統的なマオリの石彫り技術と深い関わりがあり、マナ(超自然的な力)や敬意を表し、さらに、知恵・勇気・勇敢さを意味するグリーンストーンです。

買った後、店員さんが「これは大切なものだから、心を込めて身につけてね」と微笑みながら手渡してくれました。その瞬間、「あ、これはただのアクセサリーじゃなくて、本当に特別なものなんだな」と実感。

以来、息子はこのグリーンストーンをお守りのように身につけています。日本に帰ってきた今でも、ふと手に取るたびにニュージーランドの旅を思い出し、「また行きたいな…」としみじみ。

皆さんも、ニュージーランドに行くならぜひグリーンストーンを手に取ってみてください。運命の一つが、あなたを待っているかも!

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