
スペインのクリスマスってどんな感じ?
スペインのクリスマスは、日本のものとは全く違う雰囲気を持っています。日本ではクリスマスは恋人たちのイベントのような印象がありますが、スペインでは家族と過ごす大切な時間です。
スペインの人々にとって、クリスマスは単なる1日ではなく、1か月以上続くイベント。12月24日の「Nochebuena(ノチェブエナ)」から始まり、年明けの1月6日「レジェス・マゴス(東方三賢者の日)」までお祝いムードが続きます。この間、家族が集まり、プレゼントを交換し、食事を楽しむのが伝統です。
特に、クリスマスマーケット(Mercado de Navidad)は、この時期ならではの楽しみの一つ。スペイン各地で開催されますが、マドリードの中心部で開かれるものは特に人気です。
マドリードのクリスマスマーケットの開催期間と楽しみ方
マドリードのクリスマスマーケットは、11月下旬から1月初旬まで開催されます。特に12月中旬以降は多くの人で賑わい、クリスマス直前の週末は大混雑!
地元の人たちは、家族や友人と一緒に訪れ、クリスマスの飾りやプレゼントを買いながら雰囲気を楽しみます。特にベレン人形(キリスト誕生シーンのミニチュア)を探す人が多く、スペインの家庭ではこの時期に新しいベレンを買い足すのが習慣です。
クリスマスマーケットの魅力!
マヨール広場(Plaza Mayor)のクリスマスマーケットには、約100軒もの屋台が並び、クリスマスの伝統を感じさせるアイテムがたくさん揃っています。
- ベレン人形(Belén): スペインのクリスマスには欠かせない「ベレン」と呼ばれるキリスト生誕の場面を再現したミニチュアセット。
- クリスマスオーナメント: カラフルなオーナメントやライトがたくさん!家の飾りつけにもぴったり。
- おもちゃと伝統的な飾り: 木製のおもちゃや、仕掛けのある遊び道具など子どもが喜ぶアイテムも豊富。
そして、ちょっとユーモラスなアイテムも多いのがスペイン流!いろんな種類の カツラや、爆竹、ピーピー鳴る笛など、ユーモアたっぷりのグッズも人気です。

クリスマスマーケットをさらに盛り上げる大道芸人たち
マドリードのクリスマスマーケットでは、買い物や飾り付けだけでなく、様々な大道芸人のパフォーマンスも大きな魅力のひとつです。
- ジャグリングショー: 玉や火を使ったスリリングな技に観客が釘付け。
- マイムやコメディパフォーマンス: 言葉を使わずに笑わせる熟練のマイム芸人。
- 音楽パフォーマンス: ギターを弾きながら歌うスペインらしい陽気なミュージシャン。
特に子どもたちは、彼らの楽しいショーに夢中になり、拍手を送ったり、一緒にダンスしたりすることもしばしば。観客との掛け合いが楽しいパフォーマンスもあり、いつの間にか巻き込まれていることも!

食べ物の屋台はあるの?
マヨール広場のクリスマスマーケットには食べ物の屋台はなく、主に雑貨や飾りがメインです。しかし、マドリードの他のエリアでは、ホットチョコレートやチュロス、ホットワインなどを楽しめる屋台が並ぶマーケットもあります。
甘い香りが漂う屋台で、温かい飲み物とともにスペインならではのクリスマスグルメを味わうのも、マーケット巡りの醍醐味のひとつです。
クリスマスマーケットを訪れるときのポイント
- スリに注意: 混雑するので、バッグはしっかり持ちましょう。
- 屋台の支払い方法: 現金のみの店もあれば、カードが使える店もあるので要確認。
- ベストな訪問時間: 午後の早めの時間帯なら比較的空いています。
まとめ
マドリードのクリスマスマーケットは、日本では味わえない温かい雰囲気と華やかさに包まれています。スペインのクリスマスは家族が主役で、賑やかで楽しいもの。日本とは違う文化を肌で感じることができ、とても貴重な経験になるでしょう。
もし、マドリードで年末年始を過ごす予定があるなら、ぜひクリスマスマーケットを訪れて、スペイン流のホリデーシーズンを体験してみてください!
