トリリンガル育児のコツ!実体験から学ぶ5つのポイント

日本で子どもをトリリンガルに育てることは難しいと思われがちですが、環境を工夫することで無理なく実現することも可能です。

我が家では、日本語とスペイン語のみを話す環境を家庭の中で作り、英語も日常生活の中で取り入れることで、10歳の息子は完璧ではありませんが、自然と3つの言語を身につけることができました。

もちろん、日本人同士の夫婦でも工夫次第でトリリンガル育児は可能です。今回は、我が家の経験をもとに、誰でもあまり意気込まず実践できる方法をご紹介します。

目次

1. 家庭内の言語ルールを決める

我が家では、パパとはスペイン語、ママとは日本語、3人が一緒にいるときはスペイン語で話すことを徹底しました。これは、言語の習得において「必要性」を作る重要なポイントになります。親が意識的に家庭内での言語環境を整えることで、子どもは自然とその言語を身につけることができます。

例えば:

  • ママは日本語、パパは英語 などの役割分担を明確にする
  • 家庭内の特定の時間は外国語で話す ルールを決める

日本人同士の家庭でも、例えば「夕食時は英語」「絵本の読み聞かせはスペイン語」といったルールを決めることで、言語の環境を整えることができます。

2. 言語に自然に触れる機会を増やす

子どもは興味のあることには積極的に取り組むもの。我が家では、以下のような方法でスペイン語・英語に触れる機会を増やしました。

  • 絵本・本:寝る前の読み聞かせをスペイン語や英語で行う
  • 音楽:スペイン語や英語の歌を日常的にかける
  • 遊び:親と遊ぶときはスペイン語、英語のゲームやアクティビティをする

なお、幼少期(0〜4歳頃)は、テレビやYouTubeの視聴はほとんどさせず、5歳頃から英語やスペイン語の動画を取り入れるようにしました。視聴時間をコントロールしながら、楽しく学べる内容を選ぶことが大切です。

3. 言語の「必要性」を作る

言語を身につけるには、「使わなければならない状況」を作ることが重要です。我が家では、英語に関しても、留学時代の友人たちと集まったときに英語だけで話す機会を増やすことで、自然と英語力が伸びました。

例えば、こんな方法があります:

  • 外国人の友達を作る → 英語やスペイン語を話す機会が増える
  • 習い事に取り入れる → 英語やスペイン語のクラスに通わせる
  • 旅行を活用する → 海外旅行で現地の言葉を使う

日本人家庭でも、英語やスペイン語、ほかの言語を話す友達と遊ぶ機会を作ったり、オンライン英会話を利用したりすることで、言語を使う環境を作ることができます。

4. 外国語スクールの活用

息子は英語漬けの環境で子どもたちを預かってくれる学童保育・プリスクール「Kids Duo」に通うことで、英語を話す環境がさらに強化されました。特に以下のようなポイントが大きなメリットでした。

  • 日本語禁止の環境 → 英語を使わざるを得ない
  • ネイティブの先生と日常会話 → 実践的な英語力が身につく
  • 遊びながら英語に親しむ → 楽しく学べる

外国語スクールは、日本人同士の家庭でも強力なサポートになります。ただし、スクールに通うだけではなく、「習ったことを家でも使う」ことが言語習得の鍵となります。

5. 無理をしないことが大切

「トリリンガルにしなきゃ!」と親が焦ると、子どもにプレッシャーがかかり、逆効果になることも。我が家では、「楽しみながら」を基本に育児をしました。

  • 完璧を求めない:「間違えてもOK!」の姿勢で
  • 興味を優先:子どもが楽しめるコンテンツを使う
  • 強制しない:嫌がるときは無理にやらせない

日本人家庭でも「自然に触れる」「楽しみながら学ぶ」ことを意識すれば、トリリンガル育児は決して不可能ではありません。

まとめ

日本で子どもをトリリンガルに育てるには、

  1. 家庭内の言語ルールを決める
  2. 言語に自然に触れる機会を増やす
  3. 言語の必要性を作る
  4. 外国語スクールを活用する
  5. 無理をしない

この5つのポイントを意識することで、日本人同士の家庭でもトリリンガル育児に挑戦できます。焦らず、楽しみながら続けることで、子どもは自然と3つの言語を身につけていきます。

「ゆるーいトリリンガル育児」、ぜひ試してみてください!

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